釣行に向けて

明石の船のタコ釣り ~初心者必見、釣果UPのポイント~


5月後半から初夏にかけての風物詩、明石のタコ釣りです。タコって釣れるんですか?って質問をよく聞きます。
他の釣りとは少し違いますが、ちゃんと竿とリールを使った釣りで、あの有名な明石ダコがたくさん釣れますよ。

明石大橋

1.明石のタコ釣り用の道具

タコ釣りは仕掛けに寄ってきたタコをテンヤ針で引っかけて釣ります。またタコは魚と違って"ヒキ"というものはありません。釣り上げている最中もただ重たいだけです。そのため竿がシナリよりも堅くて丈夫なもの、リールは2kgクラスのタコでも大丈夫な巻く力の強いものが必要になります。竿リールを使わない手釣りで行う方法もありますが楽に数多く釣るには竿とリールを使った方がいいのではと思います。また近年はタコスッテを使ってエギングのような感覚で釣る釣り方も流行ってます。シーズン初期の小型のタコを釣る時はスッテの方が釣れる気がします。

  • 竿 タコ専用ロッドを使って下さい。安いものは3000円くらいから売ってます。ただずっと手持ちで釣るため少しでも軽いものを、微妙な"ノリ"を感じるために感度のよいものを選ぶことをお勧めします。またスッテ用とテンヤ用は若干違います(スッテ用の方が軽くて細い)。
  • リール 実は私は小型の電動リールを使っています。明石周辺で一番深いポイントは30mくらいになることと、一気に巻き上げた方がバレることが少ないからです。ただほとんどのポイントは10m程度なので普通の人は手巻きリールでやってます。巻く力の強いリールを選んで下さい。竿とセットになった安物は大きいタコが乗ったとき上げることできませんよ。ラインはPE5号以上を巻いてください。
  • 仕掛 私はタコテンヤの先にライン30cmほど出してタコスッテを付けた欲張り仕掛け使っています。ただ小型が多い時期はスッテだけ、大型が多くなるとスッテを付けないなど大きさによって変えてます。
    テンヤの上に道糸(フロロカーボン10号以上)を1mほどとります。その間にキラキラしたテープを付けたりしますが付けなくても釣果の差はないように思えます。ちなみにポテトチップスの袋を1cm幅に切り、10枚ほど束ねて縛ればそれでOKです。タコテンヤも色々試しましたが大きさ、形はあまり関係ないみたいですね。針も4本の方が掛かりやすいのでいい感じです。スッテはよくロストするので1番安いヤツを使っています。高い物との差はわかりません。。。
  • エサ これまで色んなエサを試しました。基本はイワシ、カニ、豚の背脂、疑似餌(キャンディーなど)ですね。泉南では鶏の手羽先を使うとか。以外とタコ用のワームである"タコの恋人"で数釣れるときがあります。で結論は、、、未だわかりません。。。今はイワシに鶏皮を巻いて使うのが普通になりました。カニが手に入れば優先的に使います。乗りが悪いときはタコの恋人に変えたり、キャンディーにしたり、、まだまだ修行が必要です(笑)。

2.船からの明石のタコの釣り方

  • さそい方 この釣りはエサを付けて喰ってくるのを待つのではなく、タコに興味を引かせて近づいてこさせる釣りのなので、さそい方が非常に重要になります。基本は錘を底に着けて、仕掛けが底を離れないように小さく小刻みに誘う。10秒誘って、10秒仕掛けを底に着けて待つの繰り返し繰り返しです。特には大きく誘ってテープや後に付けたスッテもアピールします。
  • アワセ方 タコが乗ってるかどうかの見極めが一番重要です。完全に乗っているときは誘って待った後聞き合わせるように竿を少し上げて重さだけで判断します。まあこれは少し慣れると分かるようになります。タコが足で触っているだけのとき、これをわかるかどうかで釣果の差が大きくでます。そのためにはある程度感度のいい竿も必要になります。タコがいてると感じたとき、あわてず糸ふけをとって竿先が水面に来るまでリールを巻きます(ゆっくりやってもタコは逃げません)。そして一気に竿を上に上げて大きくあわせます。ここで乗ったとわかればそのまま一気にリールを巻きます。絶対に途中でリールを止めてはダメです。針に返しがないのでタコににげられてしまいますよ。大事なのは慌てないこと、大きくあわせること、そして一気に巻き上げることです。水面まで来たら1kgを超えるような大物はタモですくって下さい。このときもテンションをかけたまま、できれば他の人にすくってもらう方が確実です。

タコは重たいだけで魚のヒキがないため面白くないという人もいます。しかしこのさそいから一気の巻き上げ、乗った時はキター!って感じで結構はまりますよ。確実に腕に差がでる釣りですし。

3.タコはどれくらい釣れるの?

シーズン最盛期は3桁釣果も夢ではありません。大型クーラーが1人で持てないくらい釣れますよ。私も最高は50匹を超えたことあります。台所のシンクがタコであふれました(笑)。だいたい梅雨明け直後くらいが最盛期ですね。日焼け対策をしっかりして釣りに臨んでください。まあ遊漁船の釣果を見ていてその1/3くらいが目標ですね。ただし最盛期は短いです。釣れだすと同時に行くくらいのフットワーク必要です。

4.タコはどうやって食べるの?

タコ料理<

  1. まずは内臓を出します。頭をひっくり返して中のものをちぎり取るだけです。
  2. 次に塩をかけてよく揉んでヌメリと汚れを落とします。塩なら2~3回かけて揉んで洗う必要あります。ここでの秘策は片栗粉。いっぱつでヌメリとれます。
  3. タコが大きいと更に力をいれて揉んで軟らかくしないと美味しく食べれられません。大根おろしで揉むとか大根でたたくのがいいと言われてます。
  4. 後は料理するだけ。我が家の定番はたこ焼き、天ぷら、生の刺身です。
  5. 余ったタコは冷凍できます。何もしないで1匹ずつ小分けにして冷凍室へ。ちなみに解凍後の方がヌメリは取りやすいです。
干しダコ

船の上で作った干しダコ

去年干しダコにチャレンジしました。船の上の風で良い感じに渇きました。ちょうど一夜干しのスルメのような感じ。今度は数日干して明石の魚の棚で売ってるような干しダコを目指してみます。




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