釣行に向けて

大阪湾の船のタチウオ釣り ~初心者必見、釣果UPのポイント~

タチウオ釣果

タチウオ釣果

大阪湾で人気の船のタチウオ釣りについて紹介します。
7月~12月のシーズンになると多くの遊漁船がタチウオをターゲットに釣行します。有名なポイントは神戸須磨沖や淡路洲本沖などがあり、休みの日には100隻以上の船で賑わってます。
タチウオ釣りはちょっとしたコツで釣果に差が出ますのでそれを簡単にまとめました。

1.船でタチウオを釣るのに適した道具

  • 竿 タチウオ専用ロッドがお勧めですが、なければ先調子(7:3)で感度のよいものを選びましょう。長さは2m前後、錘負荷は30号くらいが扱いやすいです。
  • リール この釣りは電動リール必須といっても過言ではありません。上げ下げのスピードが釣果に大きく影響します。PE3号以上を最低150mは巻いて下さい。
  • 仕掛 大阪湾では写真のようなタチウオテンヤが主流です。ジギングで狙っている人も多くいます。和歌山の湯浅でやるような胴付き仕掛けは普通はやりません。
    私も試したことは何度かありますが、なぜが小型ばかりで良い釣果には出会えませんでした。重さは50号くらいの重たい方が早く落下しますので釣果が上がると思います
    ただし遊漁船の場合、まわりと合わせないとオマツリ連発となりかねませんので船頭の指示に従ってください。テンヤの上にケミホタルを付けてもいいです。さほど釣果に差はでませんが。。
  • エサ イワシが主流です。持参する場合はスーパーで15cmくらいのを購入すると安上がりです。遊漁船には普通冷凍のイワシが付いてます。
    他には15cmくらいのアジも使います。なぜがアジに大物がくることが多く、私はいつもイワシとアジの両方を使います。タチウオは日によって気まぐれです。
    イワシにしか当たらない日もあれば、アジに大物ばかりが来る日もあります。食いの良い時はアジの方がエサ持ちがいいので手返しが早く釣果が増えます。
    竿を2本だして比べてみれれば一番いいですね。
タチウオテンヤ

タチウオテンヤ

2.船でのタチウオの釣り方

  • サソイ方 基本的には底まで落とし、底の5m上~20mくらいまでをゆっくりと巻き上げて釣ります。巻き上げるスピードは軽く手で巻くくらいで。竿を手持ちしアタリがなればまた落とすを繰り返します。
    アタリがあればその深さを必ず覚えて下さい、それで釣果に差が出ます。次からはアタリがあった前後5mを集中的に攻めるようにします。
    アタリがなければタナを変えたり、巻き上げるスピードを変えたり、止めて何度かしゃくってまた巻くというのも有効です(電動リールの巻き上げ機能でもできます)。
    とにかくタチウオは日によってどのさそい方が良いのかまちまちです。その日に合ったさそい方を見つけることが釣果UPにつながります
  • アワセ方 タチウオのアタリは一気に食い込む場合もあれば、コツコツを何度も繰り返しなかなか針がかりしないこともあります。
    前者は簡単でそのまま大きくアワセを入れるだけです。糸ふけをとって大きく竿を上に強く合わせてください。いかんせんタチウオの口は堅く、テンヤは大きく太い針なのでしっかり合わせないと船に上げる時にポチャってことになりますよ。
    後者のアタリの時が腕の見せ所、ここがタチウオ釣りの楽しいところです。コツコツ段階でアワセを入れても針がかりすることはまれです。竿が入り込むまでゆっくり巻き続けてください。時には20mくらい巻き上げることもあります。アタリが無くなれば止めるとまたあたることもあります。食い込みに合わせて大きくあわせる、これがポイント。なおイワシエサの場合、アタリがあれば釣れなくてもエサを変えないといけないことが多いです。エサの尻尾をかじられると必ず交換してください。釣果UPのポイントはアタリを見逃さないこと。かじられたエサで釣り続けても釣果はあがりません。なれるまでは頻繁に巻き上げてエサを点検した方がいいですね。そのためにも電動リールが有効です。
  • 釣り上げ方 タチウオは食い上げします(口に針をかけたまま上に向かって泳ぎます)。巻き上げ途中でふっと軽くなってもバレた訳ではありません。そのときゆっくり巻いてると糸ふけが出てバレます。軽くなると急いでリールを巻いて下さい。でも途中でリールの速度を変えるのはめんどくさいですよね。その場合リールの巻き上げ速度は常に早めで、大物の突っ込みに耐えるようドラグをやや緩めにして巻き上げます。しっかりとアワセをいれてこのように巻き上げれば途中でバレることはほとんどありませんので。
  • 時合 潮が止まると釣れません。ゆっくりお弁当でも食べて流れ出すのを待ってください。潮が速すぎても釣りにくくなります。釣行に行く時はその日その場所の潮を見て、少しでもいい潮が流れている日を選びましょう。人数の多い遊漁船の場合は大潮よりも中潮、小潮がお勧めです、が、潮よりも直近の釣果が上がっているかどうかの方が大事ですけどね。
  • 余談ですが、私がいつも釣りに行っている船長は置き竿釣りが主流です。タチウオも置き竿(電動リールで自動巻き上げ)で竿が入り込むまで何もしません。手持ちよりその方が釣れると譲らないのですが、、、確かにそのような日もあります。だいたい私の釣果が勝っていることをいつになった気付いてもらえるのか(笑)。

3.どれくらい釣れるの?

絶好調の時期なら1人30匹を目標にしましょう。私の過去最高は半日40匹ほどだと思います(エサ切れで止めました)。ネットの釣果を見ながら釣れている時にすぐに行きましょう。普通で1人10~20匹くらい釣れればよく釣れた方でしょう。大きさはレギュラーサイズが80cmくらい、10匹に1,2匹メーターオーバーが混ざる感じですかね。大きい物になると120cm以上がいます。このサイズになるとほんとドラゴンです、体高も指5本で足りません。毎週のように行っても年1回釣れるかどうか、、、大きいのは脂が乗って美味しいですよ、頑張って釣って下さい。大きい物を釣るには底を狙え、と聞きますが、なかなか選んでは釣れませんね。。。




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