久々の釣行です。今回も週末の予報が芳しくなく、土曜日は雨で風強し、日曜日も朝方は風が残りそうな感じです。
しかし絶好の秋のシーズンに台風や予定があったりでなかなか釣りに行けていません。
なので日曜日に最近好調の青物とこの時期定番のコウイカを狙っていつものアトム号で強行発進しました。
1.泉南の海へ
最近はずっとプレジャーボートに乗せてもらっているので、波をかぶることがほとんどなく、そのためカッパを積み込むことを忘れてました。
ミニボートで行っている時は必ず着てたんですが。。。
思いの外、風が吹いていて波も残ってます。途中何度か波をかぶりながらようやくポイントに到着です。
まずは青物のエサを確保するためアミエビを入れてのサビキ釣りです。
エサにちょうどいい10cmほどの小アジがポツポツですが釣れます。20cm前後の良型のマイワシも釣れます。
このサイズのイワシを釣るのは初めてですね。最近はこの近辺の波戸でも釣れるそうです。専門に狙っても面白そうですよ。
魚のエサではなく持ち帰り用にと頑張ってイワシを狙います。アジとイワシを30匹ほど釣ったところでアミエビを使い切ったので青物のポイントに向かいます。
2.一時退散
湾奥で釣ってたので気付きませんでしたが、外にでると風と波が強くなってます。白波もかなり出ています。
大きく揺れながら船を進めていきますが、ちょっと釣りになりそうにありません。横からくらうと危ないくらいの大きな三角波もあります。
仕方なく近所の漁港に退散することになりました。濡れたものを乾かしながらのんびりと朝ご飯を食べます。
港では地元の人達がイワシ狙いで釣りをしてます。なんでも昨日は9時くらいからたくさん釣れたとか?
しばらく見学してましたが、今日は釣れませんね。。時間をもてあまし、船頭から「あきらめて帰ろか?」との声がかかりました。
しゃあないですね。少し波がおさまりかけた中、帰路につきます。
3.コウイカ釣り開始
ところが港を出るとなんとかなりそうな感じです。この時期のコウイカはここの港のすぐ沖で釣れます。
青物狙いは諦め、コウイカだけでも釣ることにしました。
船を潮上に戻す度に波をかぶりますが、なんとか釣りはできます。
そのうち船頭がイカを釣り上げました。「よっしゃ!」一気にやる気がでます。
メタルスッテ用の細い竿に小さめの手巻き両軸リールをセットし、天秤に軽いオモリと先にスッテを1つ付けたシンプルな仕掛です。
コウイカには大きなサソイは不要。底ギリギリにスッテを流しながら、時々大きく竿を上げてイカにアピールします。
「きました!」以外といいサイズです。胴長20cmほどあります。
それからは退屈しない程度にポツポツと釣れてきます。この釣りのポイントはいかにスミを巻き散らかせないか。
関東では「スミイカ」というらしく、ほんと恐ろしいほどスミをはきます。タモですくって水面ではかせても無駄です。
船ではかれたら大変。すぐに洗い流さないと落ちなくなります。絶対黒いめの服を着て臨んでくださいね。
船頭と2人で5,6ハイずつ釣った頃でしょうか?この間今回がこの釣り初めての相棒は1ハイも釣ってません。
「なんで?」と聞かれますが、私もそんなにこの釣りをやってませんのでわかりません(笑)。
違いはサソイすぎてるから?こまめに竿をしゃくっているからでしょうか?
色々レクチャしながらようやく釣れました。
やや小ぶりながら貴重な1ハイです。それからは順調に釣り上げます。一度コツを掴むと吸収は早いですね。
結局3時間半くらい頑張り3人で30ハイ弱の釣果でした。
よくこの釣りをやってる船頭のアトムさんが1人で半分ほど釣った感じですかね。やはりイカとかタコは腕に差がでる釣りです。
4.コウイカの捌き方
スミ袋を上手くとること。先にとらないと流し台が真っ黒になりますよ。
①"フネ"を取る。大きいのは包丁で切れ目を入れると簡単にとれます
②胴体を裏返し、スミ袋を取り除く。どれがスミ袋かはすぐにわかると思います。青黒く下に向けて噴出口があります。このスミを集めるとイカスミとして料理に使えますよ。
③後は普通のイカと同じ。足と胴体を分離し、内臓を綺麗に取り除きます。
④胴体の皮を剥いで、ゲソは目の部分を包丁で切り取ってください。クチも取り除くように。
コウイカの刺身は1日置いた方が甘みがでて美味しいと思います。火を通しても固くならず歯ごたえが残って美味しいです。