竿の選択は一番難しいです。メーカー、種類、長さの組み合わせ数えれられないくらいあります。同じような見た目の竿でも値段が数倍違っていたりして、なぜこんなに違うのか?釣果の差は?って疑問に思いますよね。正直私も明確にはわかりません。1万円の竿と2万円の同じタイプの竿を並べて釣り比べてどれだけ釣果に差がでるか?結果は魚の食いがよければ同じでしょう。メーカー専属のプロやこだわりの強い人は差が気付くんでしょうね。
しかし最低限ポイントを押さえておかないと周りは釣れてるのに自分だけ釣れないってことになりますので以下に記載していることを理解して選択しましょう。なおジギングロッドは表現が違い参考になりませんのであしからず。。。
1.竿の長さ
竿の長さは仕掛の長さを基準に考えます。例えば仕掛けが2mとすると竿は最低2.5mは必要です(竿が曲がる分を考慮)。ただし浮きスッテのイカ釣りやマダイ釣りのように仕掛けの全長が長く手でたぐって取り込む場合は竿の長さは関係ありません。
あとは手持ち主体の釣りの場合、長い竿は扱いにくいので短めを選択します。
基本的にはキスなどの小物釣りの場合は2mまで、大物を狙う場合は2.5~3mくらいか妥当なんではないでしょうか?
2.錘負荷
通常使用する錘の重さになります。30~60号のように幅を持たせて表示しているのが一般的です。幅の表示がなく50号-3mとかで表示している場合は上限より低めで表示しています。一般的に50号の竿なら80号の錘まで使用できます。
使用する錘は水深と潮の速さによって変わります。わからなければ船頭に聞いてください。
3.調子
竿が曲がる位置を表現してます。先調子なら8:2とか7:3、胴調子なら6:4とか5:5という表現です。
先調子のメリット:アタリが鮮明、誘いやすい、アワセを入れやすい →根魚やタチウオなどの口が固くサソイが必要な魚、キスなどの小物
胴調子のメリット:魚のヒキを吸収する(バレにくい) →アジのような口の弱い魚、青物のようなヒキの強い魚
基本は対象魚で決めますが、場所や釣り方によっても変わってきますので人に聞いたり試したりして合ったものを選びましょう。分からなければ7:3くらいが無難だと思います。
魚種専用のロッドも多数発売されてます。同じ魚ばかりを狙う人はそっちの方がいいかもしれません。相対的に値段が高いのが難点ですが。。。
余談ですが、ケンサキイカを浮きスッテで狙うのに日本海では胴調子の長めの竿が主流です。イカは油断すると足だけ取れて上がってくることがあるので少しでも竿でヒキや波を吸収するためです。しかし関東ではサソイ重視で先調子のものが主流のようです。イカ用の竿といっても色々ありますので気をつけて下さい。
4.種類
大きく中通し(インナーガイド)と外ガイドに分かれます。
中通しのメリット:竿にラインが絡みにくい。持ち運びしやすい。
外ガイドのメリット:中通しに比べて竿が細い。仕掛けの落下速度が早い。ラインを通すのに専用のワイヤが不要(簡単)
30年ほど前でしょうか?中通しが発売されたのは。それからしばらくはみんな船釣りの竿と言えば中通しを使っていました。しかしここ10数年は外ガイドが主流になってます。理由は竿を細く軽くできること、落下速度が速いことだと思います。特に最近は手持ちのライトタックルが流行ってますので、必然的に外ガイドになりますね。
5.どこで購入する?
もちろん釣具屋が手軽です。色々アドバイスもしてもらえます。できれば年に数回のバーゲンを狙って購入してください。
でも少しでも安く、という方はネットを活用しましょう。こまめにオークションをチェックしていると思わぬ値段で手に入ることもあります。
釣り竿はリールと違って丁寧に清掃しなくても長持ちします。なので中古でも気にならない方はオークションを有効に活用するのがいいのではないでしょうか?オークションで困ることは色々ありすぎてどれを選んだらいいかわからないということだと思います。人気の竿はなかなか手頃な値段で落とせませんし。。。掘り出し物を見つけるくらいの気持ちで気長に探してみてください。きっと良い物がみつかりますよ。
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